帰ってきた月にいる犬

走ったり消火栓やら鉄道模型やら。好きな人やモノが多すぎて見放されてしまいそうだ。

Mt.FUJI100 2024 走ってきました その5 F7二十曲峠からゴールまで。

4月のMt.FUJI100完走記。 

下の続きです。

dogonthemoon.hatenablog.com

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今回で最後です。

 

今回はF7二十曲峠から。

下の高低表もだいぶ右端に寄ってきました。

この地図で見るともうあと少し、ですが

まだ30kmあったりします。

 

前回書きそびれていましたが

夜パート中ずっと幻覚で山の中に白い家が見え続けていました。

明るくなってやっと幻覚から逃れられる。

猛烈な角度の断面図をみてむしろニヤニヤしてしまう。

やってやろうじゃねえか。

 

7:07 575位で二十曲峠を出発。

なるほど、なかなかの急坂。

この辺りですぐ前にいる人はKAIの選手が多く

結構追いついて抜くことが多かったり。

あれが杓子山かなぁと見上げる。

杓子山はかなりイメージしていたから、

龍ノ口山の水落コースがずっと続く感じと思っていて

途中まではだいたいそんな感じかなと進めました。

夜が明けてかなり前向きになれていました(楽とは言っていない)。

杓子が近くなってきたかなぁ。

はい、渋滞が始まりました。

まあ、そうなるよね。

それでもまだそこそこ前進はできていて

これより後に2時間ほど停滞とか聞いていた感じではなかった。

なかなかな岩壁。

明るいから大丈夫だけど夜は通るのは躊躇するな。

あと下りは嫌。

写真で見直すとなかなかです。

よくグレートレースで出てくるところ。

近くの人とお話ししながら進んでいきましたが

制限時間ギリギリだとかなりしんどいでしょう。

KAIとゴール時間が共通なのでこうなってましたが

多少ずれるとFUJIの人は楽になってたかもしれませんね。

その分時間が延びればボランティア、スタッフの負担は大きいと思うので

そう簡単に行くことではないとは思いますが。

 

稜線に乗ってすぐに杓子岳ではないとは聞いていたので

心の準備はできていた。

稜線では少し走るも確か道細かったような記憶が。

夜は嫌だなぁ。

8:57 杓子山到着!

二十曲峠から約2時間。

順番待ちしてありがたく鐘を鳴らす。

これもグレートレース見てあこがれていた景色。

前日に比べてだいぶ霞んでいるなぁ。

確かにビューポイント(笑)。

富士山かぶったスタッフさんが休憩中なのかも。

この大会で撮影した中でも好きな写真。

 

杓子を超えると下りパート。

一気に標高を下げていきます。

なんか走れたので思いっきり走ってみる。

開けたところに出てきて

林道を等高線に沿って下ります。

高そうな、杓子山ゲートウェイキャンプを通過して

10:00

桜の咲くF8 富士吉田エイド IN。

スタートから33:40:09 530位でした。

楽しみにしていた吉田うどんを頂く。

だけど残念ながらなかなかのどを通らない。

思ったよりごつかった。

伊勢うどんみたいにくたくたなのかと思ってました。

美味しかったけど、元気な時にまた食べたいかな。

10:38 F8 富士吉田エイド OUT。

540位なので10ダウン。

これで最後のエイドと思うと名残惜しくも思う。

長い旅もあと一つ山を越えると終わってしまうと思うと

少し寂しくもなります。

それでも最後までしっかりゴールしてから感傷に浸るべきと思い

街中を走ります。

富士急の第四種踏切(多分)

遮断機は手で持ち上げるっぽい。

フジさんが案内してくれました。

こうして盛り上げてくれます。

11:07 さあ、最後の山霜山に入ります。

そういえば昨日の晩からガーミン55の調子が悪い。

電源が切れまくる。

充電の仕方が悪かったか。

予備のガーミン230持ってきててよかった。

杓子山に比べるとだいぶゆるやか。

最後だと思ってできるだけ走る。

でもこの後かなりの傾斜になって写真を撮りそびれる。

このマークも名残惜しい。

12:30霜山通過。

でも、写真も撮ってないから自覚なかったはず。

登りはなんとか頑張ってたけど

下りでどうにも足が痛くて走れない。

確か左足脛外側だった記憶が。

シンスプリントじゃないなと確認しながら足を引きずる。

周囲は最後の下りだと一斉に駆けていくので置いてけぼりにされていました。

悔しい。

街に降りてセブンに立ち寄って

確かガリガリ君でも買ったと思う。

モンスターを手にしかけてやめたような。

単線の地方私鉄の風景は大好物。

向こうに見えるのは富士急ハイランド駅

富士急ハイランド

これはゴール後の写真ですが、

グレートレースでよく見たところ!

コニファーフォレストに帰ってきた!

去年のUTMFで最終ランナーさんが制限時間ギリギリで

ここで躓かれて、

見てるこちらが思わず感極まってしまった歩道。

そこを自分も進めていることに半分実感が無い。

最後は5kmくらいトレイル。

何とか38時間は切ってみたいと思い懸命に走る。

じわじわと登っているところを

160km超えて7-8km/hで走ったら

結構追い抜かせた。

37:54:18にてMt.FUJI100 ゴール!

何とか意地で38時間切り。

これで晴れて自分も100マイラー

 

六花さん(頭モフモフの人)と握手。

最終順位(男子)は499位でした。

ここまでの準備とかもいろいろやってきてたのですが、

それよりもこんなに楽しい時間を過ごせていいんだろうかと怖くなるくらい、

幸せだらけの38時間でした。

本当に楽しかった。

スタッフの皆様、一緒に走ったランナーの皆様、

ありがとうございました!

 

2時間くらいボーとして、

バスで下界に降りる。

なか卯で祝杯。

そのあとふじやま温泉に行って

夜行バスで大阪へ。

さくっと寝落ち。

どうもこの辺りでモバイルバッテリーとかいろいろ忘れる。

頭が全く働いていませんでした。

大阪駅

うれしくてフィニッシャーズベスト着て自撮り。

大阪の街中で。

正直うれしくてニヤニヤしぱなし。

この後バスを乗り継いで岡山に帰る。

夕方には和気町の藤まつりに行くくらいには結構元気でした。

ジェルとかの残り分はこんな感じ。

最初に比べると

大体半分くらい摂取したな。

 

 

とりあえず、これでMt.FUJI100 2024の完走記は終わりです。

一つの大きな目標だったMt.FUJI100を完走出来て満足しています。

じゃあ、次の目標どうしようかと考えていますが

トレイルばかりでなくいろいろ挑戦しようかなと思っています。

富士登山競争に出て生涯グランドスラム達成とか、

四万十川ウルトラで100㎞マラソン公認でのサブ10とか、

まだスピードが出る望みがあるうちに別大に出るとか。

色々試してみます!

 

長井駄文にお付き合いくださりありがとうございました。