世の中はオリンピックで盛り上がってくれて
どこから目線かわかりませんがうれしいです。
実際最高峰のスポーツを見るの楽しいです。
どうしても中継に偏りがあるのが残念ですが
ロードレースとかもネットでやってもらえるのは助かります。
www.gorin.jpロードレースやらサーフィンは上記サイトで見ていました。
変な実況が無くて快適。
情報が少なすぎるきらいもあるけど。
後編です。
ルートマップ作りました。
後編は造山古墳から帰っていきます。
それにしても造山古墳、日本4位なだけあって
でかさ半端ないです。
後高いし。
前の記事で感想が少なかったので少し追記をば。
そしてこの日の後半は気が付けば各時代の首長墓をめぐる形となりました。
8:20 造山古墳の陪塚である千足古墳へ。
遠目で見ても整備されているようです。
ここは直弧文がある石障で有名。
結構いろんなところで千足古墳のことが触れられていて、
福岡県八女市の石人山古墳に隣接した広川町古墳公園資料館とかでも目にしました。
ふもとに来ると鎖がはられていたので写真を撮ってみてたら
地元の人が「古墳見に来たんか、はいりゃええがな」
と言っていただきお言葉に甘えさせてもらいました。
後円部の頂に埴輪が見えます。
葺石は無くとも美しい。
円筒埴輪に囲まれてます。
中央には家形埴輪。
田畑が多く昔の姿を想像しやすくなっています。
前方部は復元途中か、豪雨被害の影響かまだ完成に至っていないようです。
後円部に石室の入口が。
初期横穴式石室の特徴として後円部の高いところに石室があります。
恐らく石が重いことで後になれば石室は低くなるので。
この古墳はあくまで造山古墳の陪塚ではありますが
岡山にとって横穴式石室の走りであるとも言え
エポックメーキングな古墳であることは間違いないと思います。
途中、吉備路マラソンコース上にあるセブンでガリガリ君梨味補給。
8:58 28㎞付近。
つづいて鯉喰神社へ。
ここは弥生時代の墳丘墓といわれています。
40m×32mの長方形の墳墓らしく、
楯築墳丘墓の次代の首長のものと言われているらしいですが、
特に案内などはないです。
なんとなく前方後円形かと思いきやそうではないらしい。
3月に家族で来たので観察はあっさりと。
奥の拝殿では日陰と風による木札が鳴る音で少し涼しく感じられました。
全くもってとにかく暑いんですが。
やはり炎天下の田の中の道を進めて吉備津神社のそばに来ました。
思い切って山の方へ行ってみます。
上から駆け降りてくるランナーもいました。
逆に上り坂を登っていきます。
山道に入っていくところの地図。
よくわからない。そもそも見えないし。
階段を上っていきます。
今回はあくまでマラニックなのであまり頑張らず歩きます。
いったん登りきると木立の奥に拝所が見えます。
9:29 33㎞付近。
中山茶臼山古墳です。
大吉備津彦命の墓と治定されています。
岡山の前期から中期古墳の特徴の山頂にある古墳です。
造山古墳は山からすでに下りているので対照的です。
ja.wikipedia.org
宮内庁管理なので中には入れません。
思いっきり開いていますが。
なかではおじさんが草ひきをしていました。
国境石についておじさんに教えてもらいました。
そのおじさん曰く吉備の国に古墳が先にできてから
備前、備中に分けられた証拠だとのこと。
国を分けられて勢力をそがれたんだとか。
おじさんに教えてもらったように吉備津彦神社への道をいきます。
古墳のへりに沿って進みます。
ペガサスターボなのにトレランをやる羽目に。
中山茶臼山古墳の後円部のふもとに穴観音奥の院というのがありました。
丸い岩に赤い布がかけられていました。
なんとなく千と千尋の神隠しに出てきそうな。
奥の稜線が中山茶臼山古墳の後円部。
宮内庁管理の墳墓なのにこれほど中に入れるのは貴重かもしれません。
地図ないのに山の中を走るのは物騒なので、
あまりショートカットを狙わずに大きな道を進むように。
実は途中古墳の案内があってふもとにおりかけたのですが、
スマホも電波拾わないし元に戻りました。おっかない。
ただし諸説あります。
山の中を2㎞ほど走るとふもとに降りてきました。
何やらの砲弾が。200mm程度?
備中側は吉備津神社。
距離はわずか2㎞程度なので紛らわしいです。
キビノミノボロスゲの自生地だそうです。
吉備津彦神社の普段来ない側なので知らなかった。
自販機で麦茶とコーラを補給。
そろそろ本当に暑くなってきました。
10:38 40㎞付近
愛しのローソンに帰ってきました。
モンスターが旨い。
もう吉備路自転車道から外れましたが、
まだ古墳は有ったりします。
見えてきました。
神宮寺山古墳です。
ja.wikipedia.orgこんな古墳まで記事があるとはWikiはすごいな。
古墳時代前期後半から中期初頭にかけての150m超の前方後円墳。
岡山の古墳は丘陵地に建てられるのが多いのですが
沖積地にあるのは珍しい。
案内板も新旧そろっています。
階段を上ると天計神社へ。
竪穴式石室の蓋石が露出しています。
たぶん掘られているんだろうなぁ。
前方部を臨む。
さあラストスパートです。(スパートはかけていない)
龍ノ口山系が広がっています。
新中島竹田橋からみる山の風景が結構好きです。
家に近づいていくとここは中世山陽道。
ちなみに通勤路は古代山陽道を通っています。
歴史が濃く感じられる街です。
そして家の近く。
上記写真の山並み右側にある谷のすぐ左側のピークは備前車塚古墳。
ここは前方後方墳。
箸墓古墳と同様前方部がバチ型に開いているのが特徴です。
三角縁神獣鏡がいっぱい出て歴史の教科書にも載っているらしいですね。
高校の時日本史とっていなかったから知らないけど。
今回は訪問していませんが、
夏は草ぼうぼうなので訪れるなら冬から春です。
大会への影響を考えて最近は躊躇していますが。
結果48㎞6時間半の墳行を完了。
暑かったー。
今回巡った古墳(墳丘墓)の建造順でいうと
鯉喰神社⇒備前車塚古墳⇒中山茶臼山古墳⇒神宮寺山古墳⇒造山古墳・千足古墳
となっています。
竪穴式石室のほうが好みの自分にとってはおなか一杯になれました。
自転車だけでなく走るのにもよいコース。
今回行かなかった造山古墳から先も
備中国分寺やらこうもり塚古墳やら作山古墳やら見どころがいっぱい。
暑さに目をつぶれば。
岡山在住の方だけに限らず、おすすめのランニングコースです。
涼しくなってからのほうがお勧めですが是非。