沖縄県において、感染症医を在宅医、ときどき行政医をされている
高山氏の見解がFACEBOOKにて紹介されていました。
以下、一部紹介です。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の臨床像について、おおむね分かってきました。敵を知ることで、戦い方も見えてきます。そのための封じ込め(時間稼ぎ)でしたから、まずは発生初期における目的に至ったと言えます。次は流行の立ち上がりに向けて、個人、家庭、学校、施設、病院、事業者・・・ それぞれに必要な備えをとりましょう。
新型コロナに感染したときの臨床像は、2つのパターンに分けられます。
まず、風邪症状が1週間ぐらい続いて、そのまま軽快するというもの。この経過をとる人が大半です。新型コロナといっても、重めに発症するわけではありません。ほんとに風邪です。ただ、普通の風邪は2,3日で治りますが、新型コロナだと長引くのが特徴です。
次に、風邪症状が1週間ぐらい続いて、倦怠感と息苦しさが出てくるもの。体がむくんだり、下痢が重なる人もいるようです。高齢者や基礎疾患のある方において、この経過をとる人が多いのですが、健康な壮年層にも見られることがあります。一方、この経過を子どもがとることは極めて稀とされています。
中略
若者の重症化率と致命率は、統計的に見れば、ほぼゼロ%でしょう。一方、感染した高齢者の1割ぐらいが重症化して、1%ぐらいが死亡するのではないかと感じています。これは、やや甘めの見積もりであって、要介護高齢者や入院患者では、さらにリスクが高まるものと考えてください。
中略
というわけで、これから私たちは何をすべきか。もはや、流行を抑止することは主たる目的ではなくなってきました(やれることはやるべきですが)。むしろ、重症化する人を減らし、とくに新型コロナに感染して死亡する人をできる限り減らすことに力を注ぐべきです。
後略
この見解がある程度妥当性が持てるのであれば、
流行を抑止することは主たる目的ではなく、
重症化する人を減らすことが重要な目的となっていくとのこと。
それならば、これからは人が集まることをやみくもに防ぐのではなく
弱者、ここでは既往歴のある人、お年寄り、特に老人ホーム、病院などでの
感染、重症化を防ぐことに重点を置くべきなのでしょう。
あくまで医療に関して全く素人の私が正しい判断を下せるわけではありません。
ただ、このFACEBOOKの記事は2/16に上げられたものでした。
それなのになかなか情報として広まっていなかったと思います。
正しく恐れることが広まれば、
これから先、マラソンやトレランの大会も開催できる道も広がると
希望を持っています。